クラウドファンディングで達成金額を伸ばしたいならば、仕掛けていくべき戦略はたくさんあります。
そのなかでも、売り上げに直結するのが、商品ページです。
なぜなら、クラファンの商品ページ(プロジェクトページ)は、他のECとクラファンとでは大きく違うのです。
クラファンの特性に合わせて商品ページを作ることは、達成金額を大きく左右する鍵なのです。
クラファンの顧客に合わせたページ設計や商品撮影、動画撮影やライティングと様々な準備が必要ですが、せっかく稼働もコストもかかるのなら、いかに売り上げを最大化していくのかと言うことも、とても大切ですよね。
今回は、手間ひまかけて、コストをかけて作成したクラファンのページや、データなどを活かし、他のクラファンで、もう一度チャレンジする「クラファンおかわり」という手法で売り上げを最大化された事例をお伝えします。
クラファンの売上を最大化させたい人、必見の手法「クラファンおかわり」
「クラファンおかわり」というものは、日本で物販型クラファンを早くから積極的に取り組んでいらっしゃる大竹秀明さんが提唱されているスタイルです。
多くは、
①最大手のMakuakeでクラファン実行
②同一商品をCAMPFIRE、machi-yaなどの他のクラファンで実行
という流れです。
同一商品を売るため、初回のMakuakeで使用したページを再利用することができ、実行までの手間を大きく減らしながら、売り上げを作ることが可能なのです。
弊社でも「クラファンおかわり」での広告運用をご依頼いただくことがあり、さまざまな案件のおかわりに携わってきました。
クラファンおかわりの現実
私たちが参入した2019年〜2020年頃の情報では、Makuakeの後のクラファンおかわりでは、「Makuakeの売上の半分くらい達成できれば良い方だ」と言われていました。
こうした背景からクラファンおかわりは、
商品ページを再利用できるため、実行までの手間は減らせられますが、
2回目の売上はそこまで高くない現実や、
その後の展開のための実績作りとして取り組む場合は、売上が初回より落ちることで、マイナスイメージに繋がりかねないなど、メリットもデメリットもあるのです。
せっかく2回目のクラファンに挑むのなら、
ブランドとしての認知拡大をしながら、売上も最大化させていきたい!ということで、弊社では「クラファンおかわり」での達成金額を、
広告をはじめとしたマーケティング戦略で最大化できないかと、研究を重ねてきました。
そうした取り組みのなかで広告はもちろん、様々な施策をクライアント様と一緒に行うことで、おかわり広告の攻略に成功し、初回のMakuake越えの売り上げを達成するプロジェクトがいくつも生まれたのです。
事例をご紹介します。
事例
「薄い、小さい」のその先へ!第3世代インドレザー財布【One】
商品:「薄い、小さい」のその先へ!第3世代インドレザー財布【One】
カテゴリ:財布
価格帯:8000〜10,000円台
初回 Makuake
https://www.makuake.com/project/one-wallet/
▶︎Makuakeの広告プランをご利用
2回目 machi-ya
https://camp-fire.jp/projects/view/233356
machi-yaで好評に付き更にmachi-yaで延長
https://camp-fire.jp/projects/view/328904
▶︎machi-yaでの2回を弊社で広告担当
薄くて小さいだけの財布はよくありますが、使いにくくては困りますよね。
そうした実行者様の体験から、ご自身でより使いやすくスマートな財布を
17か月間、試行錯誤と失敗を繰り返しながら開発されました。
初回はMakuakeで実施。
達成金額11,889,460円と、この時点でもかなり好調でした。
2回目はmachi-yaで実施。
このプロジェクトより、弊社で広告を担当させていただきました。
達成金額は13,423,405円と、初回より153万円も伸ばすことができました。
さらに好調な売れ行きにより、プロジェクトの延長を決定。
そこでも2,142,234円を達成。
最終的なmachi-yaでのプロジェクト合計達成金額は15,565,639円と
初回よりも360万円多く達成することができました。
クラファンおかわりでは難しいと言われている売り上げを伸ばすことに成功したどころか、初回Makuakeでの売り上げを大きく超える、大成功となりました。
さらに驚くことに、
初回Makuake実施時の広告費に比べ、少額の広告予算で達成金額を越えることができたのです。
広告費70%減なのに、売上は30%増加
実際の広告使用金額は
初回の広告費 約156万円
2回目の広告費 約43万円
(クライアント様の許可を得て掲載しております。)
およそ100万円も予算が少ないにも関わらず、売上は360万円多く達成することができたのです。
なぜ、このような違いが出たのでしょうか?
決め手は、広告戦略にあります。
最小限の投資で利益を最大化する広告戦略
弊社では流入させるだけの広告ではなく、
顧客体験に基づく「買いたくなるような広告体験」を大切に、戦略設計しています。
広告は顧客との接点の一つに過ぎません。
流入させるだけの広告ならば、少し学べば誰でも出稿が簡単にできます。また、AIの進化とともに機械任せでも数値上のパフォーマンスは発揮できます。
けれど、それだけで簡単に人は動きません。
購入へのハードルは高いのです。
買うまでのハードルを越えて、「欲しい!」「買おう!」という広告体験に繋げるためには、顧客心理を丁寧に拾い上げた緻密な戦略が必須です。
流入させるだけで、興味を持つだけで終わる広告なのか?
購入を検討〜購入に至る、人を動かす力のある広告なのか?
その差こそが、100万円広告費を減らしても売上30%増加という数字に表れているのです。
また、
SNS広告でのパフォーマンスを最大化するためには、投稿などの広告以外のオーガニック施策も重要です。
実行者様に広告での反応をフィードバックし、それをもとに投稿に活かしていただくという、二人三脚で取り組んだことで、少ない予算でも広告効果を最大限発揮することができました。
データ活用も大切なポイント
クラファンおかわりでは、初回のクラファンのさまざまなデータを既に持っています。
広告はもちろん、クラファン戦略のさまざまな場面でデータ活用することで、初回のMakuake以上の結果を出すことができるのです。
データ活用の仕方はさまざまにあるのですが、一部をご紹介すると
おかわり前提で初回プロジェクトから携わっている場合は、初回クラファン終了後に、広告データ分析で見えてきた改善点をお伝えしています。
そして2回目のクラファンを実施する際に、ページの改善などに役立てていただき、初回よりも購入率を上げているプロジェクトがいくつもあります。
クラファン専門に広告・マーケティングを行なっているからこその数値とクラファンマーケティングでの欠かせない視点をお役立ていただいております。
広告のデータは、マーケティング視点で読み解くことで、
さらに売り上げをあげるための大切なポイントがいくつも見つかります。
一つ一つを生かした積み重ねは、クラファンをおかわりする上で大切なポイントです。
広告で売上を最大化させるために
クラファンに限らず、広告で売り上げを最大化させるための細かな戦略は、どの分野でも重要だと私たちは考えております。
特に、クラファンの後にD2Cをお考えの方は多く、
クラファンでの結果を次の展開に活かすためにも、売上を立てながら、実績を作りながら、次に活かすためのデータも得ることができるのです。
クラファンの成果を最大化させたい
クラファンを活用して新たな事業を展開していきたい
D2Cのためのテストマーケティングのためにクラファンを活用したい
そんな方は、ぜひLyRicにご相談ください。